備前・閑谷学校と周辺の紅葉

2015年11月5~7日、「旧閑谷(しずたに)学校に行きたい。」という家内に誘われ同行した。せっかくなので、近くの牛窓、小豆島寒霞渓、
少し足を延ばして、山陰美作・奥津渓(温泉)をめぐり、鳥取県の山間の道の駅をハシゴして紅葉を愛でつつ、中国道山崎から帰阪した。

11月5日3:00発~6:00牛窓・一本松展望園着。休憩して日の出を撮影、牛窓港に移動して周辺を散策。開場時間に合わせて、備前市
旧閑谷学校に移動。この学校は、1670年藩主池田光政が庶民教育を目的に開いた学校で、備前焼の瓦を用いた国宝の講堂をはじめ、
敷地内にある建造物のほとんどが重要文化財という。広々とした敷地には、ほぼ中央に中国の孔子廟から種を持ち帰り移植したという
大きな「櫂の木(かいのき)」が2本あり赤と黄色の紅葉を見せていた。1本は老木のためか葉が落ち、さびしくなっていた。敷地は独特な
かまぼこ型の石塀に囲まれ、もみじなどの紅葉が多く配され、閑静な佇まいを醸し出していた。 

続いて日生(ひなせ)港からフェリー1時間強で小豆島へ移動。大部(おおべ)港から20分で寒霞渓に着いた。寒霞渓の紅葉は残念ながら
見ごろより約一週間早く、山頂付近の色づきしか見ることが出来なかった。見ごろの寒霞渓は関西随一の紅葉の名所といわれるだけに、
一度は見たいと思っていたが、今回は雰囲気のみの観葉となった。しかし、島の山岳景観とは思えない荒々しい山容には大変驚いた。
寒霞渓を辞し、映画「二十四の瞳」で有名な、岬の分教場まで約40分。一度訪れたいと思っていた所だけに、映画のシーンを思い出したり
して妙に懐かしい思いで教室を見て回った。この日は草壁町に宿を取った。

11月6日は、8:00宿発、オリーブ公園、ふるさと村、美しの原高原を経て、前日の寒霞渓に再び向かった。しかし、霧が湧き眺望は利かなか
った。予定を早めてフェリーで大部港から小豆島を離れる。日生港から次の目的地「奥津渓(奥津温泉)」に着いたのは午後2時過ぎだった。
早速、奥津渓を散策。紅葉は見ごろを迎えており、かなりの賑わいを見せていた。遊歩道をめぐり、ポイントを捜し、上流に集中したポイントを
見つけ散策し撮影した。温泉郷はゆったりした地形に点々と宿が広がる感じで解放感が感じられた。宿のお湯もきれいで暖かかった。

11月7日も8:00宿発、岩井の滝、妖精の森ガラス美術館などを訪ね、その後、恩原高原、辰巳峠、栃原を経て鳥取市近くに迂回し、八頭町から
29号線を南下し、5軒の道の駅をハシゴしながら車窓の紅葉を見ながら中国道山崎ICから帰途に就いた。寒霞渓以外は満足の旅であった

40枚の写真でお楽しみください。



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 悲愴 第2楽章// ベートーヴェンベートーヴェン                                                                            

一週間