隠岐の島めぐり(2014.09.19-23)

  

2014年9月19~23日、念願だった「隠岐の島めぐり」を実現させることが出来た。かなり前から、家内に急かされて
いたのだが、ようやくにして実現出来たのである。隠岐の島の自然の素晴らしさは以前から聞いていたので、大い
に期待して出かけた。「大山隠岐国立公園」を形成する隠岐の島は、浸食海崖壁などの美しさなど、行ったことの
ある人には釈迦に説法であるが、はじめて旅行したものとしての経過と感想を述べたいと思う。

9月19日午前2時30分、家内と二人で出発。途中休憩を取りながら7時30分島根七類港に着く。9時30分出航。最初
の島、知夫里(ちぶり)島の来居(くりい)港11時30分着。島唯一の旅館で昼食を摂り、港へ戻ってボートで島めぐり、
真っ赤な地層がむき出しの「赤壁(せきへき)」の200mの岩壁が主なスポットだった。その後は陸地から島内スポット
「赤ハゲ山展望所」、「赤壁」を陸地から見る展望所を回った。天気は薄曇り、ただ視界は良く、本土の大山や陸地も
見えて、出会った島の教育委員会の職員が「今日は大山が見える。ラッキーだ。」と教えてくれた。島内の道路には、
放牧地にいる牛の糞が至る所にあり、タイヤ回りから車内までいい匂いが侵入したり、牛が道を塞ぎ動くのを待って
通り抜けたり、普段にない楽しい旅の初日だった。(知夫里島泊)

9月20日、快晴。近くを散策して10時過ぎ西ノ島別府港に移動。午前は「船引運河」を観光。すぐ近くに海水浴場が
あり、そこに車を止め、水道のホースを借りて、タイヤ回りを掃除した。昨日の牛の糞がかなり着いていたからである。
午後は別府港から観光船で国賀海岸巡りをした。257mの「摩天涯」を初め、海崖絶壁が続く海岸は今までで一番の
見応えだった。また「明暗(あけくれ)の岩屋」は250mの海上洞窟で、そこを観光船が壁にゴツゴツ当たりながら通り
抜ける。これも他にない規模の通り抜けだった。15時30分別府港に戻り、今度は陸地から「摩天崖」、「国賀海岸」を
見て回った。「摩天崖」のテッペンは広い草原で、牛馬の放牧地だった。実に雄大な天地だった。次は「国賀海岸」に
移動し、「通天橋」や「天上界」といわれる島々を見聞した。「摩天涯」から「国賀海岸」までの景色は多分隠岐の島全
体でも一番の景観美を誇る景色だろうと思われる(浦郷泊)

9月21日、快晴。昨日に続いて西ノ島観光を続ける。国賀海岸の南にある「赤尾展望所」に行く。ここは、「摩天涯」、
「国賀海岸」を一望出来る展望所である。しばし時を忘れて海と天地、自然の造形の深さ大きさに浸っていた。次いで
さらに南下して、「鬼舞展望所」へ行った。ここもなだらかに開けた放牧地で牛や馬がのんびり草を食んでいた。ここも
海と島と水平線が美しい展望所だった。午後はフェリーで「隠岐の島(島後)」へ移動し西郷港に午後2時頃到着。島を
南から北へ縦断して午後3時頃福浦港へ着く。今日は夕日の頃、遊覧船でローソク島へ行くことになっているので、
それまで、手掘りのトンネル、「福浦洞門」を歩いて時間を過ごす。さていよいよ遊覧船でローソク島へ出発。午後5時30
分頃現着。『チャンスは二回。ローソクの芯の所に夕日が当たるように船を動かすので、その時写真を撮って下さい。』
船頭さんの指示で待つ。5,6艙の船が順番にポイントに入る。自分の番で勝負する。こうして何とかローソクに灯が灯っ
た写真を取ることが出来たのである。(福浦泊)

9月22日、快晴。一番大きな島(島後)なので、一日かけて回る。西南に向かい、「油井の池」、「那久岬」を巡る。ここ
から戻り返して、島の一番北の岬「白島海岸展望所」へ。さらに東海岸を南下して、途中、「浄土ヶ浦海岸」を時間をか
けて遊歩道を歩いた。さらに、「岸浜の黒曜石」、「岬の爆裂火口」、「西郷湾の入り口岬の灯台」などを巡り午後3時
30分西郷の宿に着く。(西郷泊)

9月23日、今日も快晴。見残した「都万の舟屋群」、「玉若酢命神社」、「トカゲ岩」をめぐり、午後3時20分、フェリー「く
にが」で西郷港を後にした。午後5時45分頃七類港に着き家路を辿る。10時30分頃帰着。出会ったすべての人々に
感謝。

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♪♪ヘンデル/オンブラマイフ