涸沢の紅葉2017

 

2017年9月30日~10月4日、2回目の涸沢行きを敢行した。2012年10月に次ぎ、5年ぶりの紅葉観賞の山行きであった。
9月30日、AM6:00出発。正午過ぎ平湯あかんだな駐車場着。上高地行きの駐車場は3っつの駐車場も既に満車。上高
地から多くの登山者が入山したことが伺われて不安が募る。何とかスペースを見つけて駐車して上高地へ入る。宿の手
続きを済ませ、近場の散策。多くの登山者が山へ向かって進む姿に明日の山の混雑を思う。

翌朝(10月1日)2時半起床。3時出発。明神、徳沢とひたすらあるく。一人歩きは慣れているが少々寂しい。見上げる空は
満天の星。しかし、とにかく寒い。薄手のダウンを取り出して黙々と歩くのみ。6時前、横尾に着くと人も増え、登山基地の
様相を呈する。ここで休憩しながら腹ごしらえ、6時15分涸沢道へ入る。ところが、直ぐに下山者と鉢合わせ、渋滞が出来る
始末。結局終点まで断続的に相互通行で時間がかかりヒュッテに着いたときは、予定を30分以上超過した9時半過ぎであった。

テラスからしばし、またまみえることの出来た壮大な景観を眺望し、テント場に急ぐ。適当な場所を見つけて設営に入る。
それから、撮影散策を一通り済ませ、一周3~4時間ぐらいの周回登山道路を、紅葉観賞、撮影を兼ねて周回した。
また、良さそうな場所を歩き回り、きれいな紅葉の木を見つけて歩き回ったのである。一日中、約13~14時間を歩いた。

翌朝、5時30分頃、突然周囲が真っ赤になり、次に帯になって山の上部を照らした。これは日の出の直前などに起こる
朝焼け(モルゲンロート)で、今回も見られるとは思ってなかったので、大変感動したのである。今回は短いもので、消える
まで一分かかっただろうか?そういうものだった。しかし、うれしいものだった。

その後、すぐに曇り、8時頃から雨になり、昨日の疲れも手伝ってテントの中で一日中停滞していた。最終日10月3日も、
午後は晴れるとのことだったが、朝から雨。晴れを待つことなく8時過ぎ、初日を楽しませてくれた感謝のうちに山を辞した。

41枚の写真でお楽しみください。

♪♪♪kanon パッフェルベル