14年8月4～6日、私の山歴で空白だった唐松岳（2696m）、五竜岳（2814m）を歩いてきました。
　　この山域は、北には「不帰（かえらずの）キレット」、南には「八峰キレット」という、難所に挟まれ
　ている所である。この二つのキレットは日本アルプス三大キレットの中に数えられているので、
私は、もうこの年でキレット越えはしたくなかったので、次の単純なコースを考えて実行した。
八方尾根（入山）～唐松岳～縦走路～五竜岳～遠見尾根（下山）
　　　今年の夏は梅雨明けから数日は山日和だったが、初めの台風12号到来からは、山の天気は安
　　　定せず、8月下旬の今でさえ夏山日和は全くないのである。さて、入山の八方尾根は連日ガスが
　　　垂れ込め、気まぐれに時々ガスが取れる状態がずっと続いた。唐松岳頂上山荘に着くと反対側
の富山県側は視界が効いて思った以上の天気だった。

　　　2日目の五竜岳への縦走路は、最初の「牛首の下り」と「五竜岳直下のクサリ場」が手強かった。
　　　　五竜岳の頂上はずっと雲の中だったが、雰囲気は掴めたので良としたい。長野県側は終日ガスが
　　　　取れなかった。3日目は五竜山荘から遠見尾根を下山したが、この日も最初の「白岳の下り」が緊
　　　　張した。遠見尾根は八方尾根と同じ長野県側なのでこの日も終日ガスに覆われ、視界は全く得ら
　　　　れなかった。しかし、同じ頃西日本は台風や前線の影響で荒天が伝えられる中、唐松、五竜に踏
み跡を残せて満足であった。

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96ｍ）、