五島教会めぐり(15.04.29-05.05)

 2015年のゴールデンウィークは、長崎県五島列島の数ある教会をめぐる巡礼旅行を家内と二人で行った。その少し前、「長崎の教会群と
キリスト教関連遺産」が次の世界遺産への推薦が閣議決定されたと報道されていた。来年の五月は所属合唱団の定期演奏会があり、
長い旅は無理なので、今年しかないと決めたのである。

私は、五島とは隣の島ともいうべき平戸島の出身である。友人、知人に五島出身の人もかなりいるが、全く五島とその教会群を知らなかった。
そこで、ぜひ、この機会に一度、教会巡礼をしておきたかったのである。 もし、世界遺産になれば今以上に行きにくくなると思ったからである。

五島の教会は建物として53戸(新旧会堂を含めて)ある。そのうち、実質6日間(4/29日は移動日)で49教会堂を回ることが出来た。回れなか
った教会堂は、2つが離島で、連絡船では一日仕事、漁船のチャーターがうまくいかず断念し、もう2つは、自動車移動の経路の予定に時間的に
収まらず、やむなく断念したものである。

今回の教会堂巡礼の感想の一つは、信徒発見以後150年の間、五島の信徒が「なんとしても自分たちの教会堂を創り、維持して行こう」という、
壮絶な思いで、貧困やあらゆる艱難辛苦を乗り越えて今の姿があることを思い知らされた。現世の教会は、苦しみの教会、十字架の教会で
あると教えられた。どこの教会堂も、その地には不相応な程、美しく立派であった。

ここに掲載した教会堂は、訪れた49教会堂の内32教会堂だけである。全部載せたかったがそうもいかず、17教会堂については、心ならずも割愛
させて頂いた。いろいろな制約の中での撮影でもあり、元々いい写真があるとは思っていないものの、どうぞ、参考までに見て頂けたら幸いである。

今回の巡礼の日程は、4/29福江着、4/30-5/1(半日久賀島)福江島泊、5/2(半日奈留島)-5/4は上五島泊、5/5-5/7は平戸の実家泊。5/9帰阪。

44枚の写真でお楽しみください。


♪♪♪グノーAve Maria